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黒褐色系床材「ブラックローズ」を販売します

2015. 10. 16

¥6600/平米  =¥22968/坪

=¥11484/カートン(8枚入り=1.74平米)

消費税別 / 送料別

<販売完了しました。>在庫:0カートン=0平米分(2023/09/28現在)

 

ご購入に際して

BlackRose imported from Indonesia

1.樹種について

塗装の前後

「ブラックローズ」は弊社と製造者の間で用いている愛称です。ローズウッド=紫檀のようで、油を塗ると黒みが強くなるのでその名を当てました。原産地であるインドネシアではこの原木を”bengkal Wood”と呼んでいるそうです。産地は概ねスラウェジ島です。この島は、様々な固有原種の生息地として、研究者の間では、注目されている島ということです。(詳しくは最下段を参照ください)

2.床暖房対応について

本製品は完全無垢材ではなく、2層ユニ材です。フェイスレイヤ(表面)は5tの無垢材ですが、バックレイヤ(下面)はより硬度を持ったソノケリン(紫檀、インドネシアローズ)等の堅木集成材によるいわゆるエンジニアリングウッドです。原理的には無垢材よりも水分の出入りによる変形や収縮は小さくなります。しかしながら、これはすべての床暖房対応無垢材に言えることですが、ベニヤ材ではない以上、目地がまったくすかないという状況にはなりえません。また、本製品はいわゆる商社や問屋を経由していない関係上、床暖房に対応できることを保証する基準も通過しておりません。あくまでも製品の構造上、「不可」ではない、という程度に捉えて頂けると幸いです。

3.製品の寸法精度について

サネ合わせの不陸や面内そり(長手の全てが突き合わない)などの施工時における変形は、他のアジアンウォールナット系の無垢材(L=900)よりは少なかったようです。(大工さんからの聞き取り)

4.硬さについて

感想的な記述になりますが、表面材5tのブラックローズよりも、バックレイア10tの集成材の方が硬いという鋸を入れた大工さんの意見でした。また、これは欠点でもありますが、バックレイアの材質上、切断時の木粉が鼻を刺激するという大工さんが多く見られました。施工時はマスクが必要かと思われます。

5.瑕疵について

本製品は現地インドネシアの工場にて含水率〜節〜機械精度等すべて自主検査を行っております。博多港に到着後は開封せずに港湾倉庫を賃貸し保管しています。基本、現地から出船の前に、瑕疵をはねるという考えの基、私共販売者は一本一本を未確認のまま、出荷することになります。(輸入製品の通例)万が一、変形が激しい、その他不具合等ある場合は、恐れ入りますがご報告いただきますよう、よろしくお願いいたします。当方可能な範囲で取り替え等、対応させて頂きます。

  • 商品名:BLACK ROSE
  • 学名:NAUCLEA MISSIONES
  • 現地名:BENGKAL WOOD
  • :RUBIACEAEアカネ科
  • :同じ材でも濃淡の差が大きいが、原木時に褐色〜黒系の材を選別。 塗装を施すと、アメリカンブラックウオールナットに類似した色をベースに、若干紫の色合いが加わる。
  • 木目:一枚一枚が独特の風味のある木目だが、床全体にはると調和を奏でる。紫檀(ローズウッド)よりも曲線が柔らかく、ウオールナットよりワイルド。
  • 性質:屋外での耐久性はウオールナットのようには高くない。表面の耐磨性は高い。防虫性はやや高い。
  • 接着剤:SUPER LOK470(エチレン酢酸ビニル共重合体ベース/ナショナル スターチ&ケミカル社)<ホルムアルデヒド含有せず>
  • 防虫対策:フローリング加工後 防虫剤ピレスロイド(除虫菊の主要成分)をベースとした防虫剤を裏面に塗布。ピレスロイドは哺乳類・鳥類に対する毒性は低いが、昆虫・両生類・爬虫類に強力に作用、人畜防虫剤として有用。
  • バックレイヤ樹種:SONOKELING日本名紫檀、インドのローズウッドの種をインドネシアにて植林したもの。 同材の床材生産時にでるハネ材をジョイントし、有効利用。
  • その他:ユネスコ文化遺産の仏教寺院ボロブドゥール(8世紀末建造)があるジャワ島中南部地区‘BENGKAL’が木材の現地名になっている。前は同地区でも伐採できたと思われるが、首都ジャカルタの発展に伴い森林が減少、現在はスラウェジ島からの材が増えている。
  • スラウェジ島(面積約19万KM2):1949年にインドネシア共和国に加盟、元々はジャワと異なる民族・王族支配の島で、ジャワ・ボルネオ島とは風習・伝統が大きく異なる。1998年化石魚シーラカンスが魚市場で販売されて話題になったのは一例で、独自の地殻変動による、地質学の博物館のような島(熱帯雨林・乾燥草原・カルスト・珊瑚礁・マングローブ・活火山山岳群)であるほか、生物学においてはアジアとオーストロネシアの生物分岐境界線でありダーウィンに示唆を与えた島、象・トラは生息せず、固有種の哺乳類・有袋類の宝庫。〜始祖牛アノア・ 豚鹿・世界最小猿タルシウスの他、昆虫・蝶の新種で、生物学垂涎の島。従い、植生もインドネシアの他の島々とは違った発展をとげており、同じ分類の樹種でも材質・木目などが独特である。

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