ステアハウスの完成入居開始からちょうど一年が経過して、一室空き室になるという情報が入った。聞けば、会社から転勤の内定があって、(出るつもりはなかったが)退去せざるおえない方とのこと。
さっそく、漆喰の補修工事を弊社で請けることになり、現場視察、そして、工事当日。入居が一年ということもあり、ほとんど掃除レベルの汚れしかないなか、やはり、漆喰の角が各所で欠けていたのでそこを重点的に補修。
患部?にシーラーをあらかじめ塗布し、少し経ってから補修用に配合した漆喰を塗りつける。漆喰は、塗装と異なり、補修部分を完全にわからなくするのは、難しい。(もしできる人がいたら、かなりの腕の職人か)だが、あの手この手と、なるべく目立たないようにやってみる。
もう一カ所は、洗面台の小カウンター。水回りの杉材なので、これもまた、黒ずみがちらほら。サンドペーパーによる研磨と、木材用カビ取り材にて拭き取り。3日後に、再度出向いて、亜麻仁油とミツロウワックスの練り込みを行い、最善を尽くす。次の原状回復がちょっと楽しみになる。
満室になってからもう少しで一年になり、入居したくても、満室、という方の話をいくつか聞いていた。早速、空室情報を公開すべきかと思っていたが、この時点ですでに、3月から入居が決まっているとのこと。どうか、気持ちよく住んでください。